掲載日 平成29年2月15日 |
東青梅にある大塚山の 昭和年代末、道路の40年代末、道路の下水道工事で、 高さ62.8cmと大変大きく、口径(外径)47.8cm、口縁部の厚さは2cm、重さ13.9kgと、手軽に運べるものではありませんでした。 この土器の特徴は縄文が一切無く、文様は 具体的には、口縁部の正面には、人面装飾があったと思われる部分が欠損状態で残っています。そのすぐ下は「ミミズク 以上のように、市内で発掘された土器の中では、これほどまでに大きく、人体紋土器としてはっきりと確認ができ、ほぼ完全なものは今のところ他には例がありません。 また、市外の地域でも同じ要素を持った人体紋土器が発掘されており、比較することで欠けた部分の復元像の推測は可能となっています。 設置して利用するという生活の一端を表すこの土器の存在は、これを作った時代がある程度定住という安定した生活であったこと、そして作成における技術的な面でも大変たけた人物がいたこと、加えて土器に描かれた人体像が当時の何らかの社会的事情を表そうとしていること、このような内容を後世の私たちに伝えようとしているようにも感じさせます。 この土器は、郷土博物館「青梅市の文化遺産」のコーナーで展示しています。 問い合わせ郷土博物館 ☎23・6859 |
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市文化財保護指導員 鈴木 晴也 | ||
大塚山遺跡の縄文式土器 | ||