Ome navi
Aoume
  • 更新日 2013年7月24日
  • 青梅市「広報」より
    《第十八回》ふるさとの文化財

    御嶽神社参道 みたけじんじゃさんどう杉並木 すぎなみき
    【青梅市指定天然記念物】
    掲載日 平成14年9月15日

    ケーブルカーの滝本駅から御岳山集落入口までの約4㎞の登山道にこの並木はあります。 樹齢300年から400年の杉の大木755本(ヒノキ数十本を含む)が登山道の両脇にそびえ立っています。

    この登山道は、古くから御坂みさかと呼ばれています。『御』の字は、御嶽をはじめ、神聖なものに冠することばであって、この道も神社へ通ずる尊い道とされ、その樹木も大切に保存されてきました。 登りが1時間、下りで30分の道のりにある杉並木は、昭和43年に青梅市の天然記念物に指定 されました。

    江戸期以前の参道は、現在の日の出町の平井川をさかのぼって登る、いわゆる『南御坂』でしたが、江戸幕府開府、青梅街道の整備とともに、この道が正式な参道として発達したものと思われます。

    江戸城の改築に成木の石灰が運ばれたことは有名ですが、御岳山の木材もその用材として利用されています。 また、秀吉の朝鮮出兵にあたって、家康の御座船ござぶねの 帆柱にも御岳山のご神木が使用されました。杉並木は、このような用材として搬出されたあと、幕府による境域の整備に併せて植えられたものと思われ、日光の杉並木とともに、歴史的価値の高いものです。 こずえをわたる風の音を聞きながら、ゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。

    JR御嶽駅より滝本行きのバスに乗り、その先の参道は、登りを歩くか、下りを歩くかはそれぞれの体力と相談してお選びください。

    市文化財保護指導員
    金井 國俊
    base base base