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  • 更新日 2014年7月9日
  • 青梅市「広報」より
    《第百五十九回》ふるさとの文化財

    森下陣屋もりしたじんやのカシ」
    【市指定天然記念物】
    掲載日 平成26年6月15日

    青梅駅前から青梅街道に出て西へ約10分。森下と裏宿の境で道は右へカーブします。曲がり角の正面に見える、冬でも青々とした葉を付ける常緑の大きな木が、市の天然記念物に指定されている「森下陣屋のカシ」です。

    樹高約20m、幹回り3.6mのシラカシです。この一帯は江戸時代に青梅街道の要所として八王子代官所の出張所である陣屋が置かれていたことから、森下陣屋のカシと名付けられますが、熊野神社境内にあるので、地元では「お熊野くまんさまのカシノキ」と呼ばれて親しまれてきました。近隣からの要請もあり何度か枝の多くを切り落していて、現在は少々貫禄に欠ける状態ですが、樹勢が旺盛なのでしばらくすれば以前の状態に回復するでしょう。

    青梅市には、樹木が指定された天然記念物が数多くあります。御岳山にある国指定神代じんだいけやき」が有名ですが、都指定4件・市指定13件を合わせると計18件です。

    これを樹種別でみると、スギ4件(塩船・成木・御岳・御岳山)、ウメ(天ヶ瀬・畑中)・カシ(畑中・森下)・シイ(千ヶ瀬・東青梅)各2件、ケヤキ(御岳山)・カヤ(吹上)・サクラ(仲町)・イチョウ(二俣尾)・エノキ(今寺)・ツガ(沢井)・クスノキ(二俣尾)・イヌグス(タブのこと)(二俣尾)各1件です。

    どこのどの木かご存知でしょうか。

    問い合わせ 郷土博物館電話23-6859

    市文化財保護指導員
    久保田繁男
    森下陣屋のカシ
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