掲載日 平成15年7月15日 |
旧本殿は、昭和23年4月、重要美術品に指定され、同27年11月には、東京都有形文化財に指定されています。 この建物は、現在「 旧本殿には、永正8年(1511)、三田弾正忠氏宗・政定が修復したことを記した棟札や慶長11年(1606)、徳川家康が大久保石見守長安を普請奉行として再建したことを記した鏡台の墨書銘があり、さらに元禄13年(1700)、五代将軍綱吉が改修したことを示す棟札なども残っています。 また、文政年間(1818~1830)に桧皮葺屋根の葺き替えのことが、内陣御帳に墨書されています。 これらのことから、その歴史的価値や文化財としての質の高さを知ることができます。 昭和54年3月に発生した大風で倒れた杉の影響で損壊した旧本殿は、昭和57、58年に東京都によって修理工事が行われました。 武蔵御嶽神社には、JR青梅線御嶽駅よりバスでケーブル下へ。 さらに、ケーブルに乗り換えて「御岳山」下車、徒歩25分です。 | |
---|---|---|
市文化財保護指導員 金井 國俊 | ||
参考資料 『青梅文化財・史跡・天然記念物』より |
||