掲載日 平成14年12月15日 |
市内の東北部、小曾木5丁目地内にあって、付近には黒沢川や その昔、 岩蔵街道が小曽木街道に交差する手前の橋詰に温泉神社(湯之権現 個人所有)が祀られ、その段下の岩室の中に泉源の湯壷があります。 温泉には温泉法による定義があって、温度と含有物質(19項目のうち、どれか一つが一定量、入っていること)を規定していますが、この源泉は温度が摂氏12度で、ふっ素、総硫黄、メタほう酸、重炭酸そうだ、などを含有しています。 長い歴史を持つ岩蔵温泉は、古くから近隣の人々に湯治場として大切にされてきました。 私たち日本人は温泉が大好きです。 近年、各地でボーリングによる新たな温泉が次々と開設されていますが、岩蔵温泉の自然湧泉は、これからも多くの人々の「心身保養の湯」として親しまれていくことでしょう。 昭和30年11月3日(青梅市の史跡に指定されています。 岩蔵温泉は、東青梅バス停から都営バス「成木循環」または西武バス「飯能行」で岩蔵温泉下車、徒歩2分ほどのところにあります。 | |
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市文化財保護指導員 鈴木 晴也 | ||
参考資料 『青梅文化財・史跡・天然記念物』より |
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