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  • 更新日 2013年7月24日
  • 青梅市「広報」より
    《第九十五回》ふるさとの文化財

    友田御嶽神社境域ともだみたけじんじゃけいいき
    【青梅市指定史跡】
    掲載日 平成21年2月15日

    友田町5丁目にある友田御嶽神社は、御岳山の武蔵御嶽神社と当地との関連を示す史跡に指定されています。当社の明確な創建年代は不詳ですが、室町時代以前と思われています。当地には、武蔵御嶽神社の供田くでんがあり、その分霊を移して蔵王権現を祀ったのが当社の始まりと伝えられます。

    境域の背後(南)には、大荷田丘陵と通称される丘陵地が広がります。雑木林の残された大荷田丘陵には、多くの生き物が生息し、年間約80種の野鳥のほか、トウキョウサンショウウオやキツネ、タヌキ等の姿も見られます。当社の境域は、大荷田丘陵の東の一角に相当します。1月の中旬、神社入口の鳥居から背後の愛宕神社にかけて、短時間歩いただけでも、ルリビタキ、ヤマガラ、シメ等12種類の野鳥を確認することができました。

    自然の豊かな里山の雑木林は一見、自然林のように見えますが、実際は人が昔から、燃料や肥料を得るために手入れをしてきた人工林です。雑木林の生態系は、人の自然への働きかけと、動植物の生活サイクルが、長い時間をかけて絡み合い、成立したものです。

    当社の創建年代から考え、恐らく650年以上前から、当地には人が住み、大荷田の丘陵をすべてではないにしても、利用してきたと思われます。人と自然が、無理なく共存できるようになるまでの時間も頭をよぎります。

    友田御嶽神社へは、友田神社バス停(西東京バス)から、徒歩5分です。

    市文化財保護指導員
    櫻岡 幸治
     参考資料
    『青梅文化財・史跡・天然記念物』より
     平成24年6月撮影
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