掲載日 平成17年3月15日 |
海禅寺は、曹洞宗の寺で、寛正年中(1460~1466)の創建といわれています。境域は、東京都の史跡となっています。鎌倉時代末から戦国時代にかけて青梅付近を支配した三田氏の菩提寺で、背後の辛垣山には、三田氏最期の 海禅寺総門は、桃の歌碑とともに青梅街道沿いに建てられています。元は、東側の市道中央にありましたが、平成7年の解体修理の際に現在地に移されました。江戸時代初期の建立とされ、市指定有形文化財となっています。 総門から続く石段を登ると、みごとな山門に迎えられますが、屋根の破損が進み修復を急がれる状態となっています。山門右手に鐘楼、その後ろに 本堂は、曲折を経て再建を繰り返し、近くは昭和59年に消失し、その際市有形文化財の三田氏累代の位牌も失われました。本堂左側の山裾に「三田氏一族の墓」といわれる四基の 海禅寺へは、JR青梅線二俣尾駅下車3分です。 | |
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市文化財保護指導員 小川 秋子 | ||