Ome navi
Aoume
  • 更新日 2011年10月20日
  • ミミズのうどん

    むかし、山仕事を終えた男が、山道を帰ってきた。 すると、とつぜん美しい娘があらわれた。

    「もし、わたしの家は、すぐそこなんですが、お疲れでしょう、ちょっと寄っていきませんか。 ちょうどうどんを打ったところです。

    娘は、そういってにっこり。 男は、娘があんまりかわいらしく、うどんも大好物だったので、すこし寄ってみることにした。

    娘の家は、妙にそまつな家だったが、うどんはとてもうまくて、男は腹いっぱいごちそうになった。

    ところが、家へ帰ったとたん、気持ちが悪くなって吐いてしまった。 なんと、うどんと思って食べたのは、ミミズだったそうである。