むかしは、ごはんを炊くと、おはちという木の桶に移しかえた。
しゃもじについた飯粒を落とそうと、しゃもじでおはちのふちをトントンたたくと、ひどくしかられた。
「これ、そんなことをするもんじゃねえ。 キツネが寄ってきて、くっつくぞ。」